感染症への対応ただす/一般質問5氏登壇
9月定例会が開会/多良間村議会
【多良間】多良間村議会(福嶺常夫議長)の9月定例会が27日、開会した。初日は一般質問が行われ、5氏が登壇した。今月、村内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたことで、豊見城玄弘氏が当局の考えをただした。
答弁で伊良皆光夫村長は「長期間にわたり村内で感染確認がなかったことは、村民や来島者の感染拡大防止対策の徹底とワクチン接種に協力したこと」と感謝を述べた。
その上で「『感染者が確認された』という県の発表よりも先に、村内での情報の確認ができれば、村民に早く注意喚起ができる。今後は保健所(県)の発表を待つのではなく(情報が確認され次第)、早めに周知していきたい」と話した。
一般質問には豊見城氏のほか、安里三喜男氏、豊見山正氏、森山実夫氏、垣花幸徳氏が登壇した。
2日目の28日は伊良皆村長が8715万円を追加する2021年度一般会計補正予算案や辺地に係る公共的施設の総合整備計画(第8次計画)の変更など9件の議案、20年度一般会計決算などの認定5件、村の財政指標など報告3件を提案する。
補正予算は歳入歳出にそれぞれ8715万9000円を追加するもので、歳入歳出総額は34億2256万9000円となる。