感染対策の徹底継続を/緊急宣言解除受け
「安心の日常取り戻そう」/座喜味市長
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が10月1日から解除されることを受け、座喜味一幸市長は、行動制限などの協力に感謝するとともに、感染対策の継続を呼び掛けた。市役所で30日、会見を開いた座喜味市長は「市民一人一人の行動が感染再拡大を防ぎ、学校生活や社会生活、経済の回復に直結する。気を緩めることなく、感染対策を徹底しながら安心できる日常生活を取り戻そう」と強調した。
緊急事態宣言は5月23日から始まり、4カ月以上も市民の行動が制限された。座喜味市長は「長期間にわたり感染防止対策のため、行動や営業の自粛等にご協力いただき、心から感謝申し上げる」と述べた。
感染増加に転じないためには、今後もマスクの着用や手指消毒の徹底、密を避ける行動を心掛けるよう求めた。来島や島外への渡航の際には、ワクチン接種を済ませるか、PCR検査で事前に陰性を確認することを訴えた。
飲食の機会は感染リスクが高いとして、同居家族やいつも一緒にいる人で行うことを促している。会食は感染症対策認証店を利用し、4人以下で2時間以内、1次会で終了するよう呼び掛けている。
県は独自規制として10月1~31日の期間、営業時間短縮等を要請している。認証を受けた飲食店の営業は午後9時まで(認証店以外は午後8時)、酒類の提供は認証店が午後8時まで(同午後7時)。
また、24日に投開票される市議会議員選挙については、「選挙活動等は感染対策を徹底しながら、密を避けるなど、人との接触に十分配慮しながら行うことをお願いしたい」と語った。
緊急事態宣言中、臨時閉鎖となっていた観光施設は、1日から利用可能となる。