シールラリーきょう開始/市、商工会、観光協
観光客にはクーポン配布
市観光商工部(上地成人部長)、宮古島商工会議所(下地義治会頭)、宮古島観光協会(吉井良介会長)は30日、会見を開き、市民向けの島内消費喚起促進事業第2弾のシールラリーと、観光客向けのワクチン接種済証等の提示によるクーポン券配布の開始をPRした。新型コロナウイルス感染症に係る市の経済対策と水際対策で、両事業とも1日からスタートする。
シールラリーの名称は「ぐるっと島じゅうMIYAKOJIMA」。対象を島内全事業所に拡大し、10、11月の2カ月間、実施される。各店舗・事業所での会計時にもらえるシールを7枚集め、台紙に貼って応募する。
ワクチン接種済証やPCR検査陰性証明等の提示があれば特典としてシールを2枚配布する。参加店舗は406。当選者は500人、総額900万円、抽選会は12月を予定している。委託先は商工会議所。
クーポン配布は宮古空港と下地島空港で行われる。ワクチン接種済証などを持参した観光客に、1人500円のクーポン券を配布。予定枚数は2万枚で、感染症対策を施した260事業所でのみ使用できる。委託先は観光協会となっている。
上地部長は「宣言解除後の水際対策を強化し、安心安全なまちづくりを進めると共に、新型コロナの感染防止対策を取りながら経済活動を徐々に回復させたい」と語った。
下地会頭は「市民の皆さんには食事や買い物を楽しんでいただくことで、島内の事業者を応援してもらいたい。短期ではあるが街中のにぎわいをつくり、経済活性化につなげたい」と期待した。