「市民意見の反映」市議に期待/説明責任、公約実行も
市民アンケート結果公表/宮古JC
宮古青年会議所(宮古JC、具志堅貴昭理事長)は30日、市議会議員選挙(17日告示、24日投開票)に関する市民アンケートの結果を公表した。市議に期待することとして「市民意見を市政に反映させること」「市民への説明責任、情報提供」「公約実行」などが多かった。アンケート結果は冊子にまとめてあり、市議選立候補予定者に配布する。
アンケートは、若者に政治に関心を持ってもらおうと「グーグル・フォーム」を利用したインターネットで実施。スマートフォンやタブレット、パソコンで回答してもらった。
9月16日~26日までの11日間で、市民ら143人から回答を得た。
それによると、「市議会に私たちの声が反映されているか」との質問に「とても反映されている」「ある程度反映されている」は32%で、68%は「あまり反映されていない」「全く反映されていない」と回答した。
「市議候補のどこに魅力を感じて投票しますか」については「経済・雇用対策」が最も多く▽教育・子育て▽まちづくり▽医療・福祉-と続いた。中には「人柄が誠実そうだから」「自分に近い関係性だから」との回答もあった。
新型コロナ対策で市に力を入れてほしい対策については「影響を受けた個人・企業への経済支援」「医療体制の拡充」「検査体制の拡充」などが上位を占めた。
市議会議員選挙の投票には92%の人が「行く」と答え「行かない」「未定」などはわずかだった。
具志堅理事長は「4年に1度の選挙。市民一人一人が声を上げることで、島の未来を作っていく」とアンケートの意義を強調。その上で「市議に対する市民の思いは大きいものがある。それを踏まえ、市民の声を反映させていくことが必要。市民も『こういう宮古にしたい』『ずっと住み続けたい』という暮らしの原点に目を向け声を上げれば、官民一体となった島づくりができる」と話した。