互いの笑顔確認/コロナ禍でオンライン交流会
下地中と台湾漢口國民中
20年以上続く下地中学校(濱川成共校長)と台湾漢口國民中學との交流会が6日、両校をオンラインで結んで開かれた。新型コロナウイルス感染症の影響で相互訪問が困難なことから、昨年に続きオンライン開催となったが、生徒らはインターネットで結ばれた画面を通して、互いの笑顔を確認しながら交流した。
今回は下地中の1年生から3年生までの希望者26人、漢口中からは日本語クラブの1年生20人が参加した。交流は互いの学校紹介から始まり、グループに分かれて自己紹介をするなどした。下地中の生徒らは事前に用意した英語での紹介文を懸命に話した。47キロを歩く伝統の「強歩大会」を紹介すると、漢口中から「どれぐらいの生徒がゴールできるのか」と返されるなど、互いに質問し合いながら楽しんだ。
濱川校長は「多くの生徒が参加を希望した。交流は生徒たちにとって有意義な経験。卒業生などからも交流の継続を求める声が多い」と話した。しかし新型コロナの影響で来年度の相互訪問は見通しが立っていないという。
交流は生徒を海外へ派遣、研修体験を通し、国際人として活躍できる感性と教養を育成するとともに、体験を全生徒で共有し、交流に関わりを持つことで言語活動の充実、向上を図る機会とすることを目的に1999年度から開始した。
交流をスタート時からサポートしている羽地芳子さんも参加した。