安全安心の宮古島に/全国地域安全運動出発式
2021年全国地域安全運動宮古島地区出発式(主催・宮古島警察署、宮古島地区防犯協会)が11日、同署で行われた。警察や防犯協会員のほか、防犯ボランティアや行政機関団体など関係者が参加し、安全で安心な地域づくりの実現に向けて決意を新たにした。運動は20日まで。
活動での全国重点は「子供と女性の犯罪被害防止」、「特殊詐欺の被害防止」で、県の地域重点は「アルコール関連犯罪の防止」となっている。同署管内では刑法犯認知件数が減少傾向にあり、昨年は復帰後最多を記録した2002年に比べ約64%減少するなど各種取り組みの成果が顕著に表れている。
出発式で宮古島署の田場義浩署長は、同署管内でも依然として女性や子供に対する声掛け、飲酒に絡む事件事故、路上寝の発生があることを説明し、「安全・安心を実現するまでには至っていない」と訴え。地域住民へ「防犯について関心を持ってもらい、地域の安全活動へ協力してほしい」と呼び掛けた。宮古島地区防犯協会の前川尚誼会長もあいさつした。
地域安全宣言として防犯協会の真壁寛樹副会長が▽子供と女性の犯罪被害防止▽特殊詐欺の被害防止▽美ぎ酒飲み運動―を強力に推進し、安全で安心の魅力ある宮古島づくりに取り組むことを宣言した。