11/24
2024
Sun
旧暦:10月23日 友引 辛 
産業・経済
2010年5月30日(日)14:19

開催有無きょう決定/牛6月競り市 県とJAが最終調整

 宮崎県で拡大している家畜伝染病口蹄疫(こうていえき)問題で、県とJAおきなわは30日、6月の家畜競り市に向けて最終協議を行い、開催の有無を決定する。31日に記者会見を開いて正式に発表する予定。本紙の取材に県畜産課は「状況は刻々と変化している。開催の有無は直近の情報を基に判断したい」とし、月末の情勢を見極めて最終判断する意向を示した。

 
 6月競りの開催に向けては県内でも賛否両論があり、県畜産課によると、肉用牛農家からは開催を求める声が強く、養豚や酪農農家からは「競り開催はリスクがある」とする慎重論が多いという。
 同課は、競り手続きの関係から30日には最終結論を出す。「JAのトップとこちらの部長で話し合い、最終的な結論を出したい」などとしている。
 
 口蹄疫は4月20日に宮崎県で発覚した。その後は同県内において広がり続け、今月28日現在で224例の感染が疑われている。
 口蹄疫の侵入防止を目的に、県は競り市場を運営するJAに対して5月競り開催の自粛を要請。JAがこれに応え、県内すべての競りを中止している。
 競り中止に伴う生産農家の経済的損失は大きく、JAは農家に仮渡し金を支出、宮古島市は素牛購買者の旅費の一部を負担する支援策を講じる。
 
 県やJAは口蹄疫の終息を前提に6月競り開催の方向で検討を進めてきた。しかし宮崎県内の感染疑似牛は日ごとに増加、防疫重視の観点から開催決定は先送りされてきた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!