琉球、地元勝利飾れず/日本ハンドボールリーグ
トヨタ車体に23-30
第35回日本ハンドボールリーグは19日、宮古島市総合体育館で第13週を行った。現在6位の琉球コラソンが同5位のトヨタ車体を迎えて対戦したが、23-30で敗れ、地元勝利はならなかった。日本リーグの宮古島開催は初めて。会場には多くの市民が詰め掛けて、国内トップリーグの力と技術に見入った。
日本リーグ初の沖縄離島開催は、宮古ハンドボール協会をはじめとする関係者の強い要望があって実現。会場には子どもたちを含めて約1000人(主催者発表)が来場した。
試合は午後1時30分にスタートした。平均身長182・9㌢のトヨタ車体は高さを生かしたパワープレー、琉球はスピードを重視した巧みなパスワークを見せて次々と加点。両チーム一歩も譲らず前半戦終盤まで互角の戦いを展開したが、終了間際にトヨタ車体が連続得点し、14-11の3点差で折り返した。
後半に入ると、前半の流れをそのまま持ち込んだトヨタ車体が点差を広げ始めた。琉球は高田匠、兼浜義人がともに前後半で6得点を挙げる活躍を見せたが、危険プレーによる退場が相次ぎ、数の上で不利な状況を強いられて敗戦を喫した。
琉球の東長濱秀吉監督は「前半終了間際に3点差になったことが大きい。退場の多さも響いた。初めての宮古開催で勝ちたかったんだが」と悔やんだ。それでも「一昨年、昨年と比べるとチームは良くなっている。北陸電力さんとの最終戦には気持ちを切り替えて臨みたい」と話した。
日本ハンドボールリーグ 国内ハンドボールのトップリーグ。男子は8チームで争っている。予選のレギュラーシリーズは総当たり制で対戦。このリーグ戦の上位4チームが決勝トーナメント(プレーオフ)に進出し、最終順位を決める。