各校で成果発表/宮古島市
「教育の日」で多彩な催し
学校や家庭、地域社会が連携を密にし、教育の一体化で教育の充実を目指す宮古島市の「教育の日」の20日、宮古地区の各小、中学校では、これまでの学習成果の発表や地域と連携した取り組みの報告や舞台発表など多彩な催しが行われた。各学校には保護者や地域の人たちが多数訪れ、学力向上に向けた各学校の取り組み報告や舞台で踊りや劇などを元気に発表する子どもたちの姿に見入っていた。
このうち、南小学校(田場秀樹校長)では幼稚園児から6年生までの児童が劇、踊り、合奏など日ごろの学習成果を会場に訪れた保護者や地域の人たちに披露した。
4年生98人は「伝えよう・心を」の演題で群読を行い、98人の児童が心を一つにして息のあった群読を披露すると会場から大きな拍手が起こった。
今年は、学習発表会や学力向上対策成果報告のほか、小学校2校と中学校8校で授業参観、平良、城辺、福嶺の3中学校では教育講演会も行われた。
各校の取り組みを見学した川上哲也教育長は「各学校ともその学校にあった取り組みや特徴ある活動を行っていて素晴らしいと感じた。また、多くの保護者や地域の人たちが会場に駆け付けてくれて宮古は教育に関心が高いこともあらためて確認できた。これからも『教育の日』の充実を図っていきたい」と述べた。
「教育の日」は市教育委員会が、学校と家庭、地域が連携を深め、教育の一体化を推進することを目的に2006年に毎年2月第3日曜日を「教育の日」と制定。各学校で各種取り組みを発表している。