「努力と忍耐、継続を」/「教育の日」
空手世界一の豊見城さんが講演
2004年の世界空手道選手権団体形で優勝した多良間村出身であずさ龍鳳館空手道場館主の豊見城あずささんが20日、城辺中学校で講演を行った。体験談を交えて世界一までの道のりを紹介した豊見城さんは、「夢は実現できる。そのためには努力、忍耐、継続が大切。この三つを身に付ければ夢は必ず実現できる」と語った。
同校が教育の日にちなんで今回の講演会を企画した。生徒たちに目標を持つことの大切さを知ってもらうことなどが狙い。会場には父母らも多数訪れて世界一を実現した空手家の話に聞き入った。
豊見城さんは、目標達成に向けて必要なこととして「練習でも勉強でも、地味だけど毎日こつこつと積み上げること。何でも一足飛びには上達しない。毎日の努力をやり遂げることでチャンスに恵まれる」と話した。
その上で「自分自身と真剣に向き合い、自分で決めた道を歩んでほしい」と進路選択の大切さを強調。「努力と忍耐、継続の力で夢は必ず実現することができる。皆さんが世界に大きく羽ばたくことを期待している」とエールを送った。
豊見城さんは、講演の中で空手の実演も披露。世界一の技で会場の生徒や父母、学校職員を魅了した。