大型客船「びいなす」寄港/下崎埠頭
乗客300人、観光協が歓迎
平良下崎埠頭に1日午前11時ごろ入港した、大型クルーズ客船「ぱしふぃっく びいなす」(2万6564㌧)の歓迎式典が同埠頭で行われ、恒川郁雄船長らに歓迎の花束が贈呈された。式典には宮古島クルーズ客船誘致連絡協議会の豊見山健児副会長や観光協会の職員らが出席した。
同船は2月26日に横浜港を出港。神戸経由で乗客約300人を乗せてこの日入港した。宮古島は「美ら海 琉球島巡りクルーズ」の最初の寄港地。
式典では、恒川船長、山本仁志機関長、阪根和則ホテルマネジャーに歓迎の花束と記念品が贈られた。恒川船長から「びいなす」の記念プレートが同協議会に返礼品として贈呈された。
豊見山副会長は「来島された乗客の皆さんが島の自然を満喫し、宮古島の人々との交流を深め、実り多い旅になることを願っている」と歓迎した。
恒川船長は「今回は島のすばらしさを堪能するにはいささか足早の旅。次の機会にはゆっくり滞在したい」とあいさつした。下船した乗客らはタクシーなどに分乗し、宮古島観光を楽しんだ。
同船はこの日午後5時すぎ、平良中吹奏楽部の演奏や男塾武-DOOの演舞に送られ次の寄港地石垣島に向け出港した。
「ぱしふぃっく びいなす」(日本クルーズ客船)は全長183・4㍍、幅25㍍。客室数238室。日本船籍の客船としては総トン数で飛鳥Ⅱ(郵船クルーズ)に次いで2番目。