目標は「賞金女王」/宮古初の女子プロゴルファー
川満陽香理さんが市長表敬
このほど開催されたゴルフのダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントでプロデビュー戦を飾った宮古島市出身の川満陽香理さん(23)が8日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ねた。川満さんは「これからはプロの自覚を持って頑張りたい。目標は賞金女王」と決意。下地市長は「みんなを楽しませるゴルフを見せてほしい」と話し、ツアーでの活躍を期待した。川満さんは宮古初の女子プロゴルファー。
川満さんは昨年、国内ツアーの出場権をかけたファイナルQTで64位に入り、ツアープロに登録した。年間34試合あるレギュラーツアーの出場枠次第で同ツアーに出場することができる(ダイキンオーキッドは主催者推薦枠で出場)。
今季はこれと並行してステップアップツアーにも参戦。優勝すれば無条件でレギュラーツアーに出場できる。さらにライセンスを取得できるプロテストにも挑戦する。
川満さんは「ダイキンオーキッドではたくさんの応援をもらって頑張れた」などと地元応援団に感謝。「今季はレギュラーツアーに出場しながらライセンスプロテストにも挑戦する。プロとして、自覚を持って頑張っていきたい」と話した。
下地市長は「女子初のプロの誕生をうれしく思う。一生懸命プレーして、われわれに素晴らしいゴルフを見せてください」と激励。
表敬後、報道陣に目標を問われた川満さんは「国内ツアーでの賞金女王」ときっぱり答えた。将来的には海外ツアーでのプレーも目指す意向を示し、「たくさん試合に出て勝ちたい」と話した。
小学5年生のころにゴルフを始めた川満さんの現在のドライバー平均飛距離は約250ヤード。ドローボールを持ち球に高いボールも低いボールも巧みに打ち分ける。特に宮古島の強風の中で磨いたローボールには自信があるという。
宮古出身者では女子初のプロになった川満さん。当面はレギュラーツアーでの優勝を目指し、全国各地でプレーを続けていく。