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社会・全般
総合体育館建設を要請/市スポーツ協
市長、耐力度調査で判断へ
市スポーツ協会(砂川恵助会長)と加盟21団体の役員らは12日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね、新総合体育館(スポーツアリーナ)の早期建設を要請した。座喜味市長は「急がないといけない事業。耐力度調査で建て替えという結論が出れば進むだろう。道は遠いけど近づけたいと考えている」と述べ、建設に前向きな姿勢を示した。
要請には市スポーツ協会をはじめ、バレーボール協会やバスケットボール協会の代表が同席。砂川会長は「スポーツアイランドとして早急に建て替えを進めてもらいたい」と求めた。
整備要望には▽床面積8000平方メートル程度で約2000人収容規模の体育館▽床面積1500平方メートル程度の武道場併設▽床面積3000平方メートル程度のサブアリーナ併設▽自動車300台収容の駐車場完備-などが挙げられた。
市総合体育館は、1984年1月に完成し、築37年。台風によって過去3度も屋根が吹き飛ぶ被害を受け、補修後の現在も雨漏りがある状態となっている。
建て替え計画は前市政で進められている。すでに基本構想を練り上げ、基本計画を策定する段階だが、コロナ禍で会議が開けず、進んでいないという。
市は市議会9月定例会で耐力度調査を予算化しており、年内には結果が出る見込み。危険な建物と判断された場合、建て替えにかじを切る考えだ。
座喜味市長は、市のスポーツ施設を同協会が一元管理することを提案。また廃校となった学校施設の利活用についても話し合うことを求めた。