メタボ、男女とも増加/特定健診13年度と19年度対比
死因「心臓病」大幅増/市健康増進推進会議“健康寿命”に力点
市の特定健診の結果における2013年度と19年度の対比で、メタボ該当者が男女とも増加していることが分かった。有病では心臓病と高血圧症が増加したほか、死因でも心臓病が大きく増えて、脳血管疾患も増えている。このほど行われた市健康増進推進会議で明らかになった。「平均寿命」だけでなく「健康寿命」に力点を置いた活動の重要性が求められた。
市におけるメタボ該当者は13年度が26・0%で19年度は1・7ポイント上昇して27・7%。男女別では、女性が14・9%から15・4%。男性は37・6%が2・4ポイント増えて40・0%となった。
一方でメタボ予備軍については、13年度の17・6%から19年度は15・7%と減っている。
有病では、心臓病が59・0%が60・8%に増えたほか、高血圧症も53・5%が55・4%に増えた。そのほかの脳血管疾患、糖尿病、脂質異常症は減少している。
死因については、心臓病が29・5%が5・2ポイント増えて34・7%に大幅増。脳血管疾患は14・9%から16・8%に上昇している。
そのほか、1日飲酒量の13年度と19年度の比較では、「1合未満」は53・5%から40・5%に減ったものの、「1~2合」は21・8%が28・7%に。「2~3合」が11・5%が15・8%に増えた。
さらに「3合以上」も13・2%が15・0%になり、多量飲酒の割合が増加していることも示された。