「いつまでも元気で」
各戸訪問し長寿願う/川満部落敬老会
下地の川満部落会(友利雅光会長)は旧暦9月9日の14日、集落内の70歳以上のお年寄りに敬老祝いを贈った。例年は公民館に招いて盛大に祝宴を開いているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各戸を回り、祝いの品を届けた。受け取ったお年寄りらは笑顔で感謝していた。
祝いの品は感謝状や祝い金、折り詰め、和菓子、飲み物など。旧暦9月9日の「重陽の節句」に酌み交わし、邪気を払い長寿を願ったとされる「菊酒」を添えた。
今年の対象者は82人。友利会長は「新型コロナの終息が見通せない。祝宴を中止することを心苦しく思う。」とした上で「川満部落が発展しているのも先輩方のおかげ。われわれは受け継いでいく責任がある。先輩方には健康に留意して、部落の発展のために力添えをいただきたい」話した。
祝いの品を受け取った大嶺茂男さん(91)、安さん(89)夫婦は「夫婦そろって米寿を超えることができた。お祝いを届けてくれてとてもうれしい。きょうは子や孫たちがお祝いに来てくれる」と笑顔だった。
川満部落の敬老会は旧暦9月9日に開催されることが伝統となっている。今年の最高齢は下地ハルさん、島尻トヨさん、眞栄田昭子さん、久貝ハツ子さんの95歳。新規入会者は石嶺加惠子さん、川満公乃さん、川満敏さんの3人だった。