産業・経済
2011年3月15日(火)9:00
沖糖23日、宮糖27日/キビ搬入終了
宮古地区 4年連続30万㌧台は確実
宮古本島にある製糖2工場の2010-11年産サトウキビ製糖操業が終盤に入った。サトウキビの搬入は沖縄製糖宮古工場が23日前後、宮古製糖城辺工場は最短で27日の終了を見込んでいる。ハーベスターによる機械刈り原料が多く残っており、今後の天候によっては終了日も前後する。
13日現在の搬入状況をみると、沖糖には11万9107㌧、宮糖には9万4522㌧が搬入されている。
品質は前期に比べて低下しているが、13日現在の平均の糖度は沖糖が14・53度、宮糖が13・94度。それぞれ操業開始当初より上昇している。1㌧当たりの農家平均手取額は沖糖が2万3176円、宮糖は2万2528円となっている。
搬入終了期日は両工場とも「当面の予定」としているが、機械刈りを行う原料が多く残されているため、今後の天候次第では予定より2~3日ずれ込む可能性もある。
伊良部、多良間を含めた宮古地区全体の今期生産量は33万2400㌧が見込まれ、4年連続の30万㌧台はほぼ確実となっている。