自衛隊配 「市民に情報開示する」/市議会3月定例会
一般質問、6氏が登壇
開会中の宮古島市議会(下地明議長)3月定例会は16日、一般質問がスタートし、6氏が登壇した。先島地方への自衛隊配備計画について下地敏彦市長は、今後、防衛局からの説明があれば市民へ情報を公開する考えを示した。3月末の工期に向け工事が行われている海中公園については、4月5日オープン予定であることを明らかにした。
防衛省が進める先島諸島への自衛隊配備計画について下地市長は「現在の世界情勢を考えると、防衛計画の見直しの必要は十分理解できる」との見解を示した上で、「防衛局から具体的な説明があれば、直ちに開示し、市民の判断材料として提供する」と答弁した。砂川明寛氏の質問に答えた。
新防衛計画の大綱と新中期防衛力整備計画では、防衛力の役割として南西地域島しょ部への部隊配置として初動を担当する部隊の配置を計画している。
配置場所や部隊規模は現在検討中で、具体的内容は決まっておらず、今後調査を実施する場合には、関係市町村と十分協議をし、理解を得ながら進めるとしている。
海中公園の工事進ちょく状況についは、下地市長が管理棟と舟を収める艇庫などの建設工事はすでに完成していて、海中観察施設も3月末には完成し、4月1日に指定管理者と協定書を締結する予定であることを説明。オープン日程については「それを決めるのは管理会社だが、4月5日を予定していると聞く。ただ地震などの影響で少し遅れる懸念はある」と答えた。高吉幸光氏に対する答弁。
複式学級の解消などを理由に市当局が学校統廃合を進めようとしていることについて前里光恵氏が「これまでも複式学級はあった。なぜ今、統廃合なのか」と質問したのに対し、市教育委員会の宮國博委員長は、「10年前から想定されていた問題」とした上で「今まで行政措置が講じられてこなかった結果。行政の怠慢だったと言わざるを得ない」との考えを示した。
そのほか、佐久本洋介、嘉手納学、平良隆氏が質問を行った。