炉の改修工事完了/多良間村ごみ焼却施設
関係者集い安全運転を祈願
【多良間】多良間村(下地昌明村長)のごみ焼却施設改修工事で焼却炉の改修が終わり18日、火入れ式が行われた。主催した施工業者の役職員や、役場の関係者らが出席し、運転の安全と施設の有効活用を祈念した。工事はこの後、周辺整備などを行い、4月中旬の完了を予定している。
火入れ式の神事では、宮古神社の奥間寛次神職による祝詞(のりと)やお払いが行われ、関係者らが玉串(たまぐし)を奉納した。
神事の後、直会(なおらい)が行われた。
下地村長は「ごみのない清潔な環境づくりと、地球環境を少しでも良くしていけるよう施設を活用したい」とあいさつした。
工事を施工した開邦工業の玉寄英一社長は、村民の生活環境整備に、施設の有効活用ができるよう祈念。
乾杯の音頭を取った西平幹議長は「村内のごみを減らして、この施設に負担を掛けないようにしていきたい」と、ごみ減量の取り組み強化に意欲を見せた。
多良間村のごみ焼却施設は、2000年5月に稼働を開始した。約10年が経過し、老朽化したため改修となった。工事は昨年末に始まり、この間、小型焼却炉で一部対応した。総事業費は、約3億円を投じた。