スポーツ 社会・全般
2011年3月23日(水)9:00
トライ大会33人が出場辞退/東日本大震災の影響
一部はキャンセル料を義援金に
東日本大震災の影響でトライアスロン大会のキャンセルが相次いでいる。22日までに33人が震災を理由に出場辞退を申し出た。被災地の出場者からは連絡は少なく、今後もキャンセルは増えると見られている。
事務局によると、出場辞退の内訳は▽東京都11人▽埼玉県3人▽茨城県2人▽神奈川県2人▽宮城県1人▽福島県1人-などとなっている。
19日からの3連休中に辞退の連絡が多くあった。「仕事で被災地に行く」「停電でプールが開かず、練習ができない」などを理由に挙げている。
また、辞退者のうち5人が「キャンセル料を義援金として使ってほしい」と申し出ているという。
大会長の下地敏彦市長は16日の会見で、予定通り来月24日の開催を発表。第27回大会の新たな運営要領として▽対象者の払い戻し請求を受けて参加料の全額を返金▽辞退者が多数出た場合は宮古島市の資格者を補充する▽リストバンドを販売して収益金を全額被災地に寄付する-などを盛り込んでいる。