会員の強み活かす会議所を
通常議員総会で予算など承認
宮古島商工会議所(下地義治会頭)は29日、第72回通常議員総会を開催した。「会員の強みを活かした会員のための商工会議所」など三つの基本方針からなる2011年度事業計画と総額1億2486万円となる11年度予算案などを審議し、いずれも全会一致で承認した。
議案審議を前に下地会頭は、未曾有の大災害となった東日本大震災について「宮古島までも余波は来るものと思う」との考えを示した上で「厳しい状況だが宮古発展と被災地復興のため、協力して取り組みを強化しよう」と呼び掛けた。
商工会議所では、11年度事業計画の基本方針として▽会員の強みを活かした会員のための商工会議所▽役に立ち、地域力を生み出す商工会議所▽信頼され、感謝される商工会議所-の3点を新たに設定。会員との双方向コミュニケーションの充実・財政運営基盤の強化などを重点活動テーマに掲げ、会員企業の活力強化・地域力の向上を目指す。
11年度予算は、一般会計が前年度比970万円減の4319万1000円、中小企業相談部特別会計など四つの特別会計予算は65万9521円減の8167万2486円で、全合計では1035万9521円減の1億2486万3486円となる。
そのほか、規則の一部改正として、講演会などの講師への謝礼金額を定めた「謝金支払規則」の改正が提案された。
事務局からの説明を聞いた議員たちは審議の結果、いずれも全会一致で承認した。