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産業・経済
2011年4月14日(木)9:00

貨物管理の充実期待/平良港第1埠頭

上屋倉庫が供用開始

下地市長(中央)らがテープカットを行った=13日、平良港第1埠頭の上屋倉庫

下地市長(中央)らがテープカットを行った=13日、平良港第1埠頭の上屋倉庫

 平良港第1埠頭に建設された上屋倉庫の供用開始式典(主催・市)が13日、同倉庫で行われた。下地敏彦市長ら関係者が出席し、円滑な荷役作業や確実な貨物管理、輸送コストの大幅な縮減に期待を寄せた。


 2008年11月に改定された平良港港湾計画で、船舶の大型化への対応や災害に強い平良港を目指し、第2・第3埠頭間を埋め立て。さらに港湾機能の整備拡充を図るため、漲水地区再編事業が位置付けられていた。

 このため、現在の第2埠頭南側と第3埠頭北側岸壁を利用する船舶の第1埠頭へのシフトが急務となり、第1埠頭での上屋倉庫の施設整備が急がれていた。

 上屋倉庫は鉄筋コンクリート造り平屋。建築面積1649平方㍍。このうち倉庫が1592平方㍍、事務所40平方㍍、男女トイレ18平方㍍。総事業費は国の補助金・交付金と市の負担を合わせて3億円。

 下地市長は「平良港の2009年現在の取扱貨物量は197万4000㌧、船舶利用客数は54万人。平良港を経由する貨物は圏域で取り扱われている貨物量の98%を占めている」と述べ、平良港のさらなる発展を願った。

 市議会の下地明議長は「物流通の拠点港としてますますの発展を祈念する」と祝辞を述べた。

 この後、下地市長、下地議長、平良港整備促進期成会の中尾英筰会長、平良港湾事務所の小早川弘所長、宮古島商工会議所の下地義治会頭の5人がテープカットを行った。

関係者らが、今後の貨物管理の発展などに期待を寄せた


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