前年度比6万6788人増/市観光商工局発表
10年度入域観光客数確定値
宮古島市(下地敏彦市長)は25日、2010年度の観光入域客数の確定値を発表した。10年4月から11年3月末までに観光のために宮古島を訪れた客数は40万4144人で、前年度と比べ19・8㌫増加した。4月から9月までの上半期は前年同期と比べ23・9㌫と大幅な伸びを示した。下半期は15・4㌫増加した。
市観光商工局の奥原一秀局長によると、56チームが参加した高校総体男子バレーボール競技、68チームが出場した県中体連バレーボール宮古島大会などの開催や宮古島を舞台にした民放テレビ番組の放映、宮古島観光協会の誘客活動が奏功したと分析している。
また、下半期は東日本大震災などの影響で、入域客数の減少が心配されたが、にっぽん丸など大型クルーズ客船の入港、プロ野球やプロサッカーチームのキャンプなどが入域客増加に寄与したとみている。
次年度に向けては、従来のイベントの内容をさらに充実させると共に海中公園の整備や、海まつり、生まり島宮古大会などの新たなイベントを中心に誘客活動を行う。
5日に発表された観光入域客数の速報値は40万3744人。確定値の40万4144人との差400人は、速報値に含まれていなかった大型クルーズ客船で来島した観光客数。