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社会・全般
河原念願の初優勝
「海・風・太陽(てぃだ) 熱き想い 君を待つ」をテーマに第二十四回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)が二十日、池間島、来間島を含む宮古全域をコースとした総距離200・195㌔で行われ、河原勇人=東京都=が松丸真幸=茨城県=とのデッドヒートを制し、7時間44分31秒のタイムで念願の初優勝を果たした。女子は今泉奈緒美=栃木県=がバイクでトップに立つとランでも独走し8時間32分21秒で三年ぶり二度目の優勝に輝いた。小泉純一郎元首相がスイムのスターターを務め大会を盛り上げた。
大会には、海外十二カ国・地域からの五十四人を含む四十七都道府県から計千五百人がエントリー。最終出場者千三百九十八人(男子千二百二人、女子百九十六人)がスイム3㌔、バイク155㌔、ラン42・195㌔のコースで自己の限界に挑んだ。完走者は1318人、完走率は94.3%だった。
曇り空だったが、スイムスタート時の天候は気温二一・五度、湿度七二%、東の風二・七㍍と好条件に恵まれた。しかし、日中は強い日差しが照り付け、午後三時十一分には最高気温二四・九度を観測するなど、暑さが選手を苦しめた。
午前七時、下地前浜ビーチで小泉元首相の号砲でスイムがスタート。制限時間十四時間内で自己記録への挑戦や完走を目指すなど、それぞれのドラマが繰り広げられた。
各コース沿いでは、市民らが「ワイドー、ワイドー(頑張れ、頑張れ)」の大声援。郷土芸能も披露し、選手たちの力走を後押しした。
約五千人のボランティアがエイドステーションで飲料水の手渡しやマッサージなどを担当。「世界一安全」といわれる大会を支えた。
ゴールとなる宮古島市陸上競技場には「お帰りなさーい」「おめでとう」のコールの中、家族や友人などに祝福されながら感動のフィニッシュラインに飛び込む選手が途切れなく続いた。
午後九時の制限時間ぎりぎりの最終ランナーが競技場に入ると花火が打ち上げられ、会場から大きな声援と拍手が送られた。