振興へ各施策を推進
県離島市町村議会議長会が発足/副会長に下地明氏
宮古島市など離島を抱える県内4市の議会議長を加えた、県離島振興市町村議会議長会(会長・山里昌輝久米島町議会議長)がこのほど発足した。4月28日に那覇市の自治会館で臨時総会を開き、規約などの確認を行った。ガソリン税(揮発油税)や航空運賃など、県内離島が抱える課題の解決に向けた施策を推進し、離島市町村住民の福祉の向上を図る。副会長には宮古島市議会の下地明議長が就いた。任期は2年。
加入したのは宮古島市ほか▽石垣市▽うるま市▽南城市-の各議会議長。これまでは県内離島関係の14町村議会議長で構成していたが、離島を抱える市が加わることで、離島振興に一体となって取り組むことができるものと期待されている。
副会長に就いた下地議長が2日報告し「県内離島は、それぞれの役割を担っているものの過疎化が進展している。それぞれの離島が持つ悩みや課題などを出し合い、離島をどうすれば守っていけるかなどについて活発な議論を交わし、経済発展につなげていきたい」と述べた。
同議長会は離島振興へ向け▽法令実施の促進▽陳情の実施▽開発に必要な資料の収集と配布▽関係諸団体との連絡強調と協同運動の実施-などを展開する。
県離島振興市町村議会議長会を構成する自治体は次の通り。
宮古島市▽石垣市▽うるま市▽南城市▽本部町▽伊江村▽伊平屋村▽伊是名村▽渡嘉敷村▽座間味村▽粟国村▽渡名喜村▽南大東村▽北大東村▽久米島町▽多良間村▽竹富町▽与那国町-。