乗降客数は107万5800人/10年度宮古空港
前年比1万7600人増加
宮古空港の2010年度の乗降客数は前年度比1万7683人(1・6%)増の107万5859人となった。市建設部空港課がこのほどまとめた。市観光商工局が発表した同年度の空路観光客40万3744人は、降客数53万8325人の75%を占めた。
前年と比べた月別の客数は1~10月まで増え、11~3月は減った。
トライアスロンの4月は、前年比1076人(1・3%)増の8万3325人。
夏休み観光シーズンの7~9月は、10万人を超えた。7月の第1回マンゴーまつりは観光客も訪れ、盛況だった。
月別の前年比増加率は10月の10・3%(8752人増)が、最も大きかった。同月には第1回宮古島マラソンが開催された。
ロックフェスティバルとツール・ド・宮古島が開催された6月は、同比4771人(5・8%)増の8万6460人だった。
9月の東京直行便増便の際は、JTAと観光協会がタイアップして「グルメ選手権」などの誘客イベントを展開した。同月は同比7895人(8・5%)の伸びとなった。
オリックスがキャンプを張る2月は、前年より578人(0・7%)少ない8万2795人。進学や就職、引っ越しシーズンの3月は8万6505人で、前年比1万229人(10・6%)減った。
宮古の観光客は以前まで夏場に集中していたが、近年は冬から春にかけて▽八重干瀬まつり(4月)▽トライアスロン(同)▽ミュージックコンベンション(5月)―など各種イベントの支えもあり周年型に変わりつつある。
関係者らは客数増加の要因に①宮古島観光協会の積極的な誘客活動②島田紳助さんのテレビ番組による宮古島の知名度アップ③9月の東京直行便増便④新イベント開催―などを挙げた。
一般貨物は前年度比1028㌧(8・9%)減の1万532㌧。郵便貨物は3173㌧(同比471㌧、17・4%増)となった。