観光客を呼び込もう/東海・関西へキャラバン隊出発
JTB宮古会など
東海・関西地区から観光客を呼び込もうと宮古島観光協会(豊見山健児会長)とJTB宮古会(同)のキャラバン隊が9日、現地に出発した。3泊4日の日程で旅行代理店などを訪問し、宮古島観光を売り込む。
同キャラバンは、1月に福岡で実施したのに続き今年2回目。東日本大震災後は初めて。
メンバーはホテルやバス、タクシー、レンタカーなど観光関連企業の代表者や市職員ら24人。宮古の観光地や特産品をPRするほか、4月にオープンした海中公園や7月に開催予定のマンゴーまつり、サニツ浜カーニバル、宮古島夏まつりなど各種イベントを紹介し、宮古島に観光客を送り込んでもらえるよう商品開発を呼び掛ける。
宮古空港で行われた出発式で団長を務める豊見山会長は「宮古から元気を与えられるようなキャラバンを展開していきたい」と意気込みを示し、全員で「ガンバロー三唱」で気勢を上げた。
3月11日の東日本大震災で旅行需要が落ち込み、県内への入域客数も減少している。
宮古島への観光客数は2010年度に初めて40万人を突破し明るい兆しはあったものの、震災の影響を受けると見られる夏場に向けての入域客数が懸念されている。
キャラバンは、こういった懸念を払しょくしようと、主要旅行代理店58店舗を訪問し宮古観光をアピールするほか、各代理店の企画担当者らと意見交換会を行い7~10月の入域客数の増加に結び付けたい考え。