教育・文化 社会・全般
2011年5月11日(水)9:00
「将来職業の選択肢に」/高校生21人が看護体験
県立宮古病院看護部によるふれあい看護体験が10日、同病院で行われた。4校の高校生21人が参加し、白衣をまとって看護師の仕事を体験。車いすの操作や患者の体位変換方法などを学んだ。看護部の照屋清子部長は「皆さんの将来職業の選択肢の一つに看護師の仕事が入るととてもうれしく思う」と看護職に対する理解を求めた。
講話の中で照屋部長は、看護師の仕事に必要なこととして▽人が好き、人間に関心がある▽人のために役に立ちたい精神▽相手の立場で考え、行動できる-ことを挙げた。
その上で「仕事を選ぶとき、やりがいというのはとても大切なことだと思う。看護師という仕事はやりがいがある」と勧めた。
この後、生徒たちは車いすについて詳しく学んだ。患者を乗せて操作するときの注意点などを聞き取り、実習を通して看護師の職業を学んだ。体位変換や食事介助の方法なども学習し、看護職に対する理解を深めていた。
この看護体験は、地域と病院関係者の交流や看護に対する理解の促進が狙い。8日にスタートした看護週間にちなんで実施した。