花と緑の島づくり支援へ/森林組合
11年度事業計画など審議
宮古森林組合(代表理事組合長・下地敏彦市長)の理事会が12日、宮古林業総合センターで開かれ、27日の総会に提出する議案を審議承認した。2010年度の単年度決算は、178万円の黒字を計上。累積黒字は238万円となった。11年度は前年に引き続き、365日花と緑にあふれる美ら島づくりを目指す「グリーンコミュニティー支援事業」に力を入れる方針。役員改選も行い組合長に下地市長を再任した。
「グリーンコミュニティー支援事業」は、県が昨年創設した事業。森林組合は、宮古地区の苗木生産団体に選定され、約4万本の挿木苗や球根類、ツル類、草花類を生産し、学校や公共施設に配布した。草花類はプロ野球キャンプや、学校の卒入学式、トライアスロン大会などの景観美化に利用され好評だったという。
10年度の造林は市の委託を受け、13・58㌶の市有林に3万6000本を植樹。保育は238㌶で実施した。県委託では、25㌶の保安林で改良(新植)や保育を展開した。
部門ごとの収益は、木炭販売が29万6000円。市や県の委託を受けた森林整備は、1億4000万円となった。県の委託で苗生産などをする利用事業は2366万円。購買事業では苗木や資材など565万円を売り上げた。
組合に事務局を置く「美ぎ島宮古グリーンネット」の事業では会員や地域住民、民間事業所、行政が一体となって合計5回の植樹活動を行ったことを報告した。
新役員は次の通り。(敬称略)
【代表理事組合長】下地敏彦市長【常務理事】與那覇巌【理事】下地昌明(多良間村長)▽川満省三▽上地登▽上地秀一▽渡久山毅▽砂川武一【代表監事】砂川隆夫【監事=】松川博光▽下里勝明