ゴール目指し懸命/障がい者スポーツ大会
競技通し交流深める/10施設450人が出場
第5回宮古地区障がい者スポーツ大会(県、宮古島市、多良間村、県身体障害者福祉協会など共催)が15日、市陸上競技場で開かれた。宮古島市と多良間村の10施設と各地区から約450人が出場。障害別や年齢別に分かれて50㍍、立ち幅跳び、ソフトボール投げなどの種目で練習の成果を競った。中学生を中心としたボランティア約600人も参加し、出場者と交流を深めた。
同大会は身体、知的、精神の3障害者がたくましく生きる能力を育てるとともに、障害者の自立と社会参加の推進に寄与することなどを目的に開催している。
開会式であいさつした大会長の池間太郎さんは「大会を機に組織の連帯と結束を強固にし、あらゆる困難に立ち向かう強い精神力を培ってほしい」と呼び掛けた。
宮古福祉保健所の仲宗根正所長、県身体障害者福祉協会の宮城光男会長は「日ごろ鍛えた力と技を十分に発揮するとともに友情の輪を広げてほしい」と激励した。
下地敏彦市長(代読)は「スポーツが障害者の生活を豊かにするという視点から、障害者スポーツの振興を支援していく」と述べた。
選手を代表して新里清一さんが、力強く選手宣誓を行った。
競技は50㍍や100㍍の距離走のほか、直径170㌢の輪にプラスチック製の円盤を通す「アキュラシー」、やり投げのやりの代わりに安全な用具を使用する「ジャベリックス」の珍しい競技も行われ、選手たちは優勝を目指して懸命に競い合った。
ボランティアたちは、選手の誘導や競技補助などで運営をサポートしたほか、選手たちに声援を送りながら大会を盛り上げた。
大会は途中から雨に見舞われたことから午後の競技は中止となった。