ジョンソン(宮総実3年)ミドル級連覇/県高校総体ボクシング
知念、長濱、嵩原が準V
県高校総体のボクシング競技は24日、宮古工業高校体育館で全8階級の決勝を行い、ミドル級のジュリアン・ジョンソン(宮総実3年)が連覇を果たした。バンタム級の知念大樹(宮工3年)、ピン級の長濱和良(同2年)、ミドル級の嵩原健(同1年)は準優勝。4人は6月に鹿児島県で開催される九州大会への出場権を得た。団体戦では宮工が3位、宮総実が5位だった。
ミドル級はジョンソンと嵩原の宮古勢対決。経験豊富なジョンソンが冷静な試合運びで嵩原を圧倒した。2回42秒に嵩原側セコンドが試合を棄権し、2年連続の優勝が決まった。
連覇を狙った知念は、1回に連打を浴びるなどペースが乱れた。2回以降は積極的に前に出て連打で挽回したが、反則による減点が響き、判定で敗れた。
長濱は昨年王者と対戦した。手数で勝る相手にガードを固めながら勝機をうかがったが、判定負けとなった。
ボクシングは宮古初開催。会場には多くの市民らが集まり、迫力の試合を観戦した。宮古勢の試合では大きな歓声が沸いた。
各階級の決勝の結果は次の通り。(○が勝者で×は敗者)
【ピン級】○大城雄真(宜野湾)判定×長濱和良(宮工)
【ライトフライ級】○糸洲朝哉(沖尚)RSC×稲嶺光紀(宜野座)
【フライ級】○与那覇元気(沖尚)判定×上原大尊(沖水)
【バンタム級】○富里結(沖尚)判定×知念大樹(宮工)
【ライト級】○小田琢矢(沖水)判定×望月嘉人(沖尚)
【ライトウエルター級】○金城大明(那覇)不戦勝
【ウエルター級】○高江洲正達(沖尚)棄権×仲村実伸(沖水)
【ミドル級】○ジュリアン・ジョンソン(宮総実)棄権×嵩原健(宮工)
【学校対抗】1位=沖尚▽2位=沖水▽3位=宮工