名護が大会4連覇/高校総体ラグビー
宮高、3位入賞ならず
宮古島で開催されてきた2011年度県高校総合体育大会ラグビー競技は25日、市陸上競技場で決勝と3位決定戦が行われた。名護対コザの対戦となった決勝は接戦の末、名護が逆転で4年連続14回目の優勝を決めた。宮高は3位決定戦で宜野座と対戦したが17-39で破れた。
昨年、一昨年と同一カードとなった決勝。連覇の懸かる名護は前半開始5分、パスを受けたフォワードの山之端寛大がスピードある走りで追いすがるディフェンスをかわしてトライを決め5点を先制。追うコザはその後、終始ボールを支配し連続攻撃を仕掛けたものの、名護の鋭いタックルに阻まれトライを奪えず、前半は5-0で終了。
後半は開始5分、敵陣ゴールライン近くまで攻め込んだコザがパスで横に展開し、最後はスリークオーターバックの當眞皐が飛び込んでトライ。その後のゴールも成功し得点を7とし逆転を果たした。追う立場となった名護は後半19分、ゴールライン目前の密集から山之端が相手ディフェンスを押し切る形でインゴールに倒れ込みトライを決め10-7と再逆転。ゴールは決まらなかったものの、その後、コザの反撃を許さず、大会4連覇を決めた。
名護の辺土名勇人主将は新チームとなって初の優勝に「正直、うれしい」としながらも「まだ満足はしていない。今までの名護のように圧勝できるよう、もっと上を目指したい」と語った。