理事に長濱副市長ら選出/宮古織物事業協同組合
今年度予算案など承認
宮古織物事業協同組合(代表理事・長濱政治副市長)の2011年度通常総会が30日、同組合で開かれた。10年度の決算や11年度の事業計画と収支予算案などが全会一致で承認された。任期満了に伴う役員改選では、記名投票の結果、長濱副市長や武富末子氏らが新理事に選出された。
役員改選は任期満了を迎える理事5人と監事2人で行われた。理事の改選では、事務局提案による指名推薦と出席組合員による記名投票のいずれかで実施するか諮った結果、記名投票を希望する組合員が1人いたことから投票を実施した。
その結果、長濱副市長、武富氏、池村初美氏の3人の就任は決定したが、残り2人に対し本村三子氏、下里愛子氏、奥原義盛氏の3人が同数に。本村氏は長く理事を務めてきたことを理由に辞退を申し出たが、奥原氏が総会を欠席していたため、下里氏のみを確定させ、残り1人は奥原氏と本村氏で調整することとなった。理事長には長濱副市長が就任した。
事務局の指定推薦で決定することのできる監事は、下地千恵美氏の再任と、市商工物産交流課の宮国泰誠課長が就任した。
10年度の事業報告では、組合員の実情を整理した結果、前年度末で94人だった組合員数は、10年度末現在68人となったことを説明。決算報告では当期純利益は359万7689円で、主に製品資産からなる前期繰越剰余金2443万3565円と合わせた2803万1254円を次期繰越金とすること、11年度の収支予算は総額3948万3000円とすることなどを提案。いずれも全会一致で承認された。