Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/cnet01/www/miyakomainichi/wp-content/themes/miyako-mainichi2021/single.php on line 90
社会・全般
グエンベル(カナダ)が初V/女子はコズリナ(ウクライナ)2連覇
第26回全日本トライアスロン宮古島大会/ランで逆転
2位飯干、3位益田、県勢・桑原無念の4位
「海・風・太陽(てぃだ) 熱き想い 君を待つ」をテーマに第26回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)は18日、池間島、来間島を含む宮古全域をコースとした総距離200・195㌔で行われ、ウルフガング・グエンベル=カナダ=がランで逆転し、7時間分7秒のタイムで初優勝を果たした。2位は飯干守道=福岡県、3位は益田大貴=神奈川県=で日本勢が続いた。県勢初の優勝が期待された桑原寛次はバイクトラブルが響き惜しくも4位だった。女子はタマラ・コズリナ=ウクライナ=が2連覇を達成。2位は塩野絵美=東京都、3位は西内真紀=兵庫県=が入った。約5500人のボランティアが大会を支え、市民たちは沿道で「ワイドー、ワイドー(頑張れ、頑張れ)」の声で選手たちをゴールへと導いた。
今大会には、海外カ国・地域から人、県外から1211人、沖縄本島132人、地元宮古102人の計1500人がエントリーしたが、当日の最終出場者は1402人だった。
午前7時の宮古島地方の天候は薄曇り、気温・5度、湿度%、東南東の風4・9㍍、波の高さは2・5㍍で波浪注意報が発表されていた。
競技実施検討委員会は同日午前6時分のに「すべてにおいて開催条件を満たしている」と判断。同6時分に大会長の下地敏彦市長が「予定通り午前7時より競技を開始をする」と「開始宣言」を行った。
スタート直前に行われた開会セレモニーで、大会の特別協力機関である県警の黒木慶英本部長(代読・島袋令宮古島署長)は「体力と気力に挑戦し、それぞれの目標を達成することを期待する」、第十一管区海上保安本部の那須秀雄本部長は「力と技と強靱(きょうじん)な精神を持って完走を目指してほしい」とそれぞれエールを送った。
午前7時に下地市長のピストルの合図で一斉にスタートした選手たちは、まず最初の種目スイム3㌔に挑戦。水しぶきを上げて泳力を競った。
陸に上がった選手たちは、島をほぼ2周する155㌔をバイクでこぎ続け、最終種目のラン・195㌔へとつなぎゴールを目指した。
海上ではライフセーバーや水上バイクを配置、海中にはダイバーが選手たちを見守ったほか、沿道のコースでは交通整理員、走路員、医療救護員ら約5500人(大会当日までの清掃ボランティア含む)のボランティアが選手を支えた。
市民らは、エイドステーションで選手たちに飲み物などを手渡し「ワイドー、ワイドー」の大声援で選手たちの力走を後押し。「クイチャー」や「ヨンシー」などの郷土芸能を披露したり、三線や歌で盛り上げるなど宮古ならではの応援を繰り広げた。
風光明美な東平安名崎や来間、池間の両大橋、満開のユリ、ヒマワリ、青い海などの豊かな自然が強風に苦しむ選手たちに一服の清涼剤となった。
ゴールの宮古島市陸上競技場には「お帰りなさーい」「おめでとう」のコールが響く中、待ちかまえていた家族や友人たちと一緒にゴールテープを切り、感動を分かち合う光景が広がった。
制限時間の午後8時分には最終ランナーが競技場に入り、打ち上げ花火と共に歓喜のゴール。時間分にわたるレースを締めくくった。