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社会・全般
本村邦彦・匡さん親子/感動のフィナーレ
「やった。完走おめでとう」。第26回全日本トライアスロン宮古島大会のゴール会場となった宮古島市陸上競技場は終始歓喜の渦に包まれた。選手の家族らが会場に集まり、限界に挑み続けたトライアスリートと手を取り合ってゴールし、喜びを爆発させた。
地元宮古島市から出場の本村邦彦さん(56)、匡さん(19)の親子はそろって完走した。匡さんは今大会の最年少出場者。父邦彦さんが午後8時ごろにゴールすると、匡さんは制限時間が迫る10~20分後にゴール。会場で健闘をたたえ合い「完走できてうれしい」とそれぞれ笑顔を見せた。
高校教諭の邦彦さんは20年ぶりの出場。年齢や練習不足に対する不安はあったが「息子と出場する」と決めて練習に取り組んだ。
ランに入ってから2人で走ったが匡さんが、足がつるアクシデントに見舞われ、途中で離ればなれに。それでも2人で必ずゴールすることを誓った。
結果、2人とも無事にゴールした。邦彦さんは「息子との完走を喜んでいる。とてもうれしい」と少し照れた様子で話した。一方の匡さんは「足がつったときは心配したけど多くの仲間の応援に支えられてゴールにたどり着くことができた。父と完走できて幸せな気持ち」と飛び切りの笑顔で話した。
ゴール地点には邦彦さんの教え子や匡さんの友人が駆け付け、親子2人そろっての完走を祝福。それぞれの力走をたたえた。