10年度受注額は8200万円/市シルバー人材セ総会
理事長に棚原氏再選
市シルバー人材センター(棚原恵照理事長)の2011年度通常総会が9日、市中央公民館で開かれた。10年度の事業報告によると、受注件数は1000件、受注契約金額が8208万円。単年度黒字は、245万円を計上した。役員改選も行われ、理事長に棚原氏を再選した。
就業延人員は1万5129人。報酬(配分金)は、6788万円に上った。会員200人のうち、就業した人は145人で、就業率は72・5%となった。
あいさつで棚原理事長は「10年度は長引く日本経済不況を背景に、当センターの運営も厳しい1年となった。補助金の削減や公益法人への移行作業など、めまぐるしい動きもあった。その中で、役職員の意識改革や事業計画のベストな推進に努めてきた」と報告。今後に向けては「自主・自立」「協働・共助」を合い言葉に、生涯現役を誇れる組織にしていく決意を新たにした。
新年度事業計画には「地域社会から『シルバーに任せれば安心』との評価を得る努力をしなければならない」と明記。
具体的方針には①会員主体の事業運営と事業活動推進②事務局は情報の共有化を確立する③リーフレットやパンフレットによる広報活動の展開④事業所などへの訪問による就業開拓-などを盛り込んだ。
新役員は次の通り。(敬称略)
【理事長】棚原恵照【副理事長】奥原一秀【理事】島尻幸男▽新垣武夫▽大浦ヒデ▽仲田八重子▽親泊宗二▽武富秀雄▽饒平名功▽親泊秀人▽与那覇巌【監事】新城良文▽与那覇邦子