ツールドでエコカップ使用/宮古島市とパワースポーツ
「エコの島」積極的にPR/全イベント使用向け試験的に
宮古島市とパワースポーツが18、19の両日に開催される第4回ツール・ド・宮古島2011で繰り返し利用できるエコカップを使用する。ごみを出さない取り組みで「エコの島」を島内外に積極的にアピール。大会関係者および宮古島市民の意識の向上を図る。同市では、今後あらゆるイベントでの使用を検討する。
今回使用する350㍉㍑入りのエコカップには、大会のロゴと「ECO ISLAND MIYAKOJIMA」を書き込んだ。背面には使用後の返却を促す文言を挿入して繰り返しの利用を呼び掛けている。
ツール・ド・宮古島では19日の表彰式で試験的に使用する。来場する選手、関係者にエコカップを手渡して500円を受け取り、返却された段階で500円を返すという仕組み。大会参加の記念にエコカップを持ち帰りたい人は、そのまま預けた500円を受け取らずに持ち帰っても良い。
使用したエコカップは市内の福祉施設に洗浄作業を委託。同施設内で無菌状態を保ち、繰り返して使用する衛生環境を整える。
すでに県内のイベントでも同様の取り組みが行われており、それぞれ好評を博しているという。宮古島市ではツール・ド・宮古島での使用状況を見ながら今後のイベントでの活用を検討していく方針だ。
市商工物産交流課の宮国泰誠課長は「小さな取り組みだが、少しずつ意識を広げていきたい。別のイベントでの使用についても検討を重ねる」と話した。