オール宮古で誘客活動へ/宮古島観光協会
総会で3836万円の予算など承認
宮古島観光協会(豊見山健児会長)の2011年度第47回定期総会が14日夕、市内のホテルで開かれた。10年度の事業報告と収支決算書、11年度の事業計画案と総額3836万295円の収支予算案など6議案を審議した結果、いずれも全会一致で承認された。
定期総会の冒頭、あいさつに立った豊見山会長は「東日本大震災により、3月11日以降、観光客数の数字を落としている。2カ月経った5月中旬から回復しているものの、85パーセント程度にとどまっている。これから、オール宮古で誘客活動に取り組むようお願いしたい」と呼び掛けた。
10年度事業報告では、取り組んできた数多くの事業、市委託の「ふるさと雇用再生特別事業」により6人の職員を採用したことなどを説明。総額3562万2900円となった収支決算では、歳入で当初予算額より293万6857円増となる493万6857円の借入を行ったこと、歳出では宮古島海中公園管理運営会社に150万円の出資を行ったことなどを明記した決算書が提示された。
11年度の事業計画案では、特に外国人観光客の受入研修会や民泊事業の推進などに力を入れて取り組みたい考えを、収支予算では前年度比273万7395円増となる3836万295円とすることが提案された。
会員団体内での役員改選などにともない、前任者に代わり宮古島商工会議所の下地義治会頭、全日本空輸宮古支店の濱田秀樹支店長、菊之露の下地勝社長を理事とする役員改選案、一時借入金限度額を300万円とする案も提示され、いずれも全会一致で承認された。
そのほか報告事項として、海中公園グランドオープン・観光客40万人達成祝賀会を7月2日にホテルアトールエメラルド宮古島で開催する予定であり、きょう15日開催の実行委員会で正式決定することが紹介された。