フリーマントル(100マイル)が独走V/第4回ツール・ド・宮古島
女子は塩野3連覇、100㌔福島
第4回ツール・ド・宮古島2011(主催・宮古島市ほか)2日目のロードレースが19日、下地公園前をスタート・フィニッシュ地点に開催された。100(160㌔)の部では初出場のマーク・フリーマントル(39)=鹿児島、カナダ出身=が、100㌔の部では第1回大会から毎年、出場している福島雄二(54)=熊本=がいずれも初優勝を果たした。女子では塩野絵美(31)=東京=が1003連覇を達成。100㌔は高嶺直美(24)=東京=が制した。
ロードレース100マイルの部には141人、100㌔の部には334人の計475人が出場。100マイルは午前7時に下地敏彦市長による合図で、100㌔は同7時分に長濱政治副市長の合図でスタートした。
100マイルは序盤、先行しようと飛び出した選手にフリーマントルと、フリーマントルのチームーイト2人がついて行き4人で先頭集団を形成。その後、最初に飛び出した選手が遅れ始め、次いでチームメートの1人も後退。そして100㌔過ぎまで一緒に走行してきた仲間がバイクトラブルでペースダウン。周囲の選手が脱落していく中、ペースを守ったフリーマントルが順位を維持し、2位に約3分の差を付ける独走で制した。
100㌔の部では20~30人が1位グループを形成。数人が何度か先行しようと試みたが、抜け出すことができず、最終的には10数人が集団のまま最後のコーナーを通過し、最終ストレートでのスピード勝負に。各選手が懸命にペダルをこいだが、集団の中で前方の位置に着けていた福島がわずかに抜けだし、2位に0・5秒差という小差ながらトップでゴールに飛び込んだ。
女子100マイルは2連覇中の塩野が、2位に付けた前回大会女子100㌔覇者の前島律子(46)=東京=に25分以上の差を付ける貫禄の優勝。総合でも23位となった。女子100㌔は高嶺が初優勝を果たした。
30度を超える暑さと強い日差しが選手を苦しめた今大会。出場者中、完走できたのは100マイルは141人中103人で完走率73・0%、100㌔は334人中224人の完走率67・1%。全体で見ると475人中、完走は327人で完走率は68・8%となり、前回大会の81・0%を10ポイント以上、下回った。