一般会計、4200万円を減額/市議会6月定例会開会
当局、11議案を上程
宮古島市議会(下地明議長)の6月定例会が21日開会し、市当局が2011年度一般会計補正予算案など計11議案を上程した。一般会計は歳入歳出予算をそれぞれ4250万5000円減額し、総額を326億3749万5000円とする案を提案した。開会初日は議案に対する質疑があった。定例会の会期は7月4日までの14日間。一般質問は28日~7月1日まで。
一般会計補正予算案では久松中学校校舎改築および平良中学校体育館改築など教育関連予算を国、県と調整の上で減額させた。
歳出面では島しょ型スマートコミュニティ実証事業やエコアイランド推進費を盛り込んだ企画費を増額補正し、4億3200万円とした。台風2号直撃に伴う災害復旧事業費530万円なども盛り込まれている。
陳情書は、超高齢社会における成長を支えるシルバー人材センター活動への支援と要請などを採択。条例の一部改正など5件の専決処分案件も承認した。
医療、介護関係の意見書案も可決し①看護師など夜勤交替制労働者の労働時間を1日8時間、週32時間以内、勤務間隔を12時間以上とすること②医療、社会保障予算を先進国並みに増やし、医師、看護師、介護職員等を大幅に増やすこと③国民の負担を減らし、安全・安心の医療・介護を実現すること-を要望した。