11/24
2024
Sun
旧暦:10月23日 友引 辛 
社会・全般
2011年6月26日(日)9:00

台湾貨物船宮古就航へ/台湾の新發航運

市に打診、9月にも実現


貨物船の平良港就航を提案し理解を求める許社長(右)と賴氏(右から2人目)。左は下地市長=25日、市役所平良庁舎

貨物船の平良港就航を提案し理解を求める許社長(右)と賴氏(右から2人目)。左は下地市長=25日、市役所平良庁舎

 台湾台東市にある新發航運の許志雄社長や台湾の国会議員に当たる立法委員の賴坤成氏らが25日午後、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、今年9月にも台湾・基隆市-石垣、宮古間に貨物船を就航させる意向を示した。実現すれば台湾と沖縄先島諸島の直接物流が3年ぶりに復活する。許社長、賴氏ともに海上交通整備に伴う交流と経済振興を強調し、平良港の整備を求めた。課題は貨物を積み下ろすクレーンの有無。市は貨物船を寄港させる下崎埠頭でのクレーン配置に向けて調整を図る方針だ。


 市長表敬には許社長、賴氏のほか現地の市議会議員や経済界の代表ら約15人が訪れた。下地市長と長濱政治副市長が応対した。
 この席で訪問団は積載貨物量1500㌧の貨物船を就航させることを説明。会社側は「宮古就航で生活物資や建築資材などを安く島に運べる。島々には利益を与えられる」と述べた。同時に互いの交流促進と経済振興でも利点があるとして市側に理解を求めた。

 宮古就航は、下崎埠頭で受け入れが可能かどうかを検討した上で最終的に判断する。課題に挙げられているクレーンの有無については長濱副市長が「クレーンをどのように置くのか相談していきたい」と話し、実現に向けて調整していく市側の姿勢を示した。

 許氏は「互いの関係を深めたい。交通関係を含めて宮古、八重山と交流していきたい」と述べた。これに下地市長は「宮古島市は基隆市とも交流しており、東部地区とも大いに交流していきたい」と話し、貨物船就航を機会とする互いの交流発展に期待を込めた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!