高校生島サミット 来年5月23日開催へ/市議会6月定例会
環境テーマに3日間
開会中の宮古島市議会(下地明議長)6月定例会は30日、前日に引き続き一般質問が行わた。長濱政治副市長は「太平洋・島サミット」の関連イベントとして宮古島での開催が予定されている「高校生島サミット」について、2012年5月23日から26日までの4日間行われる予定であることを明らかにした。下地島空港の利活用について下地敏彦市長は、軍事利用しないことを明記した「屋良覚書」や「西銘確認書」を順守すべきとの考えを改めて示した。
太平洋諸島フォーラムに加盟する14カ国2地域と日本が参加し3年に1度、日本で開催される「太平洋・島サミット」。その第6回が12年5月25、26日に名護市の万国津梁館で開催。その関連イベントを宮古島で実施することが計画されている。
関連イベントについて質問した池間豊氏に対し長濱副市長は、環境をテーマにした「高校生島サミット」が宮古島で行われるのは「ほぼ確実」との考えを示した上で、期日は12年5月23~26の4日間、太平洋島しょ国から32人、国内から32人の計64人が参加予定であることを説明した。
北沢俊美防衛相発言などで軍事利用の可能性が懸念される下地島空港について下地市長は「県に対し防衛省から具体的に宮古島という話は来ていない。下地島空港には屋良覚書や西銘確認書があるので、それを順守すべきだと考えている」と改めて軍事利用には反対の立場を表明した。長崎富夫氏に対する答弁。
前川尚誼氏から教育行政への考えを問われた田場秀樹教育部長は「各学校が特色ある取り組みをしている。それらの実践を後押しできる教育行政を目指していきたい」と答えた。