新造船「よね丸」就航/那覇-宮古間
貨物満載で那覇へ出港
鉄道建設・運輸施設整備支援機構と南西海運(本社那覇市、下地米蔵社長)の新造貨物船「よね丸」(744㌧、川上保船長ら乗組員7人)が20日午前、那覇-宮古間を結ぶ航路に初就航し平良港に入港した。同海運会長の下地米一さんと妻の節子さん、船会社、荷主の関係者ら多数が出迎え。全員で今後の航海安全と貨物輸送増を祈願した。
この日の午後6時ごろ、「よね丸」は初荷を満載して那覇新港(通称安謝港)に向け出港した。
旧貨物船「よね丸」の老朽化に伴い、新造船は大分県三浦造船所で建造していた。5月13日に進水式、同16日に那覇新港に回航し、2代目に就役した。
船体色はオレンジ色。全長約96㍍、幅約13㍍。20フィートコンテナは旧貨物船より32個多い128個積載する。一般貨物や冷凍・冷蔵品、建築資材、家電製品、生活物資など1650㌧の積み込みが可能。客室(5人用)が一室設けられている。
同海運専務取締役の松本義幸さんは「宮古圏域の大量の貨物を輸送し、宮古圏域の発展に役立ちたい」と決意を新たにした。
池間島出身の船長川上さん(52)は「安全が第一。航海安全で往復輸送に万全を期したい」と意欲を示した。