北、知念に惜敗/県中学野球
相手エース攻略できず
第63回県中学校野球選手権大会は26日、市民球場で決勝戦を行った。宮古代表の北は知念(島尻)に0-2で惜敗し、5年ぶり3度目の優勝は果たせなかった。北は相手エースを攻略できず、2塁にも進塁できなかった。球場には父母や生徒らが多数駆け付け、選手らに大きな声援を送った。両校は九州大会(8月4日開幕、長崎県)に県代表として派遣される。
北の先発は5連投の本村泰紀。一、二回は得点圏に走者を背負いながも粘りの投球で切り抜けたが、三回、2本の長短打で先制を許した。さらに犠飛で追加点を奪われ、2点を追う苦しい展開となった。
打線は最後まで知念のエース島袋朝大を捉えきれなかった。ゆっくりと足を上げる独特の投法にタイミングを合わせきれず、2安打に押さえ込まれた。一回以外は3人で打ち取られた。
濱川太監督は「基本的なプレーをしっかりとやれなかった。2度県制覇している知念とは、経験の差があった。力負けです」と肩を落とした。
主将を務める松川太一は「優勝を狙っていたので悔しい。九州大会ではこの気持ちをバネにして頂点を目指したい。応援してくれた皆さんに感謝している」と唇をかみしめた。
結果は次の通り。
【決勝】
北
0000000|0
002000×|2
知念
(北)本村-与儀
(知)島袋-大田
▽二塁打=長田(知)