徴収率目標を89%に設定/11年度市税
前年度徴収率は88・44%/市税徴収対策会議
2011年度の市税徴収対策会議(議長・長濱政治副市長)の第1回会議が26日、市役所平良庁舎で開かれ、11年度の徴収率数値目標などを承認した。徴収率を89・0%に設定した。税額では現年分が43億5297万8000円、滞納繰越分が1億4264万7000円で合わせて44億9562万5000円。
会議では10年度の徴収実績も報告され、10年課税分の徴収率は96・15%、滞納繰越分が33・3%、合計で88・44%といずれも目標値を上回った。県内11市の徴収状況の中で宮古島市は7位に位置している。県内の平均徴収率は90%を超えていることから、13年度決算ベースで徴収率90%を新たな目標として取り組む必要があるとした。長濱副市長は「10年度は目標を上回った。第2次集中改革プランに掲げている12年度目標値の88%も前倒しでクリアーした。県との連携や実施計画を着実に実施したことが奏功した」と話した。
11年度徴収実施計画の重点を納期内納付の推進と滞納整理の早期着手に置き、徴収対策行動計画および進行管理の徹底▽単年度整理の促進▽滞納者対策の強化▽滞納者の実態把握の強化▽徴収員の意識改革▽税務署・県税課との連携-などを着実に実施することで、徴収率を向上させることを確認した。
滞納整理措置で150万円以上の措置率目標値を100%に設定しているのに対し、10~150万円未満の滞納措置率が60%にとどまっていることから「この金額帯だけがなぜ低いのか」などの質問が出た。これに対し税務課は「他の金額帯と比べ件数が膨大であることが要因」と説明した。