川満がプロテスト合格/女子ゴルフ
「皆さんに恩返しできた」
日本女子プロゴルフ協会のプロテスト最終日は28日、奈良県のグランデージゴルフ倶楽部(6478ヤード、パー72)で行われ、宮古島市平良出身の川満陽香理(24)が6位タイに入り、合格を果たした。4回目の挑戦で夢をつかんだ川満は「まだ実感はないがうれしい。宮古で練習環境を与えてくれた皆さんに恩返しすることができた」と喜びを語った。宮古出身者の合格は初めて。
プロテストは一次予選、二次予選を勝ち抜いた113人によって争われ、上位20位が合格となる。川満は初日4位、2日目5位タイと好位置をキープし、最終日は3バーディー3ボギーの72で回り、6位タイでラウンドを終えた。
昨年は最終日で崩れ、1打差で合格を逃したが、今大会は安定したゴルフでプロへの扉を開いた。「ツアーに出場したことで目標が合格より上になった。順位にこだわらず、スコアに集中できた」と振り返り、「けがをせず、シード権を長く得られるよう頑張りたい」と目標を語った。
今年、川満は出場枠次第でツアーに参戦可能になる「TPD単年登録」を行い、ステップ・アップ・ツアーなどに参戦していた。今回の合格で名実共にプロの仲間入りを果たした。
宮古ゴルフ連盟の野津武彦会長は「合格をうれしく思う。ツアーで上位を争える選手になってほしい」と期待を込めた。