固定資産税延滞金を過徴収
105万円 長濱副市長らが謝罪
長濱政治副市長は28日、市役所平良庁舎で会見を開き、電算システムの不具合から固定資産税の延滞金を過徴収したとして謝罪した。現在明らかになっている過徴収分の金額は105万円で、26日に納付した事業所の指摘を受け納税課が調査し、同日過大に徴収したことが判明した。
会見で長濱副市長は出張中の下地敏彦市長に代わり「信頼して納付していただいている税に関して、このような事態が発生したことに対し、関係する皆さまに心からおわび申し上げるとともに、再発防止に努めます」との市長コメントを発表した。
固定資産税と延滞金を一括納付した事業所が発行された2枚の納付書を比較し金額の違いに気付き市役所に指摘したことから発覚した。
現在判明している1件の他に、数件過徴収の可能性があると見て、納税課が確認を急いでいる。過払いの可能性がある納税者は2002年以前の固定資産税の延滞金滞納者でかつ、11年2月14日から7月27日までに延滞金を納付した人。
会見には安谷屋政秀総務部長、仲宗根均納税課長が同席した。システムの不具合が生じたのは固定資産税延滞金の処理部分で、他の情報処理には影響が出ていないという。
市役所は市民情報を集約している基幹コンピューターを2月中旬に新システムに入れ替えた。その際のデータ移行に問題があったのではないかと見ているが、詳しい原因については現在調査中。