干潟で競馬、綱引き/第21回サニツ浜カーニバル
家族や仲間と自然満喫
干潟の祭典「第21回サニツ浜カーニバル」(主催・宮古島市ほか)が31日、市下地の与那覇湾、通称サニツ浜で開かれた。広大な干潟を舞台に、水中駅伝や綱引き、浜競馬、10人11脚競争、ビーチバレーなどさまざまなスポーツのほか、宝探しなどのアトラクションも行われ、参加した市民らは夏空の下、家族や仲間らとともに楽しい一日を過ごした。
干潮時には700㌶もの干潟が出現するサニツ浜と、隣接するサニツ浜ふれあい広場を会場に、多彩なスポーツやレクリエーションを行う同イベント。開会式では大会長を務める下地敏彦市長が「自然の大切さを体中で感じることのできる良い機会。十分に楽しんでほしい」とあいさつしたほか、選手を代表して下地小学校3年の垣花祐太朗君が元気に選手宣誓。アトラクションとして「下地原ぬクイチャー」と「与那覇のヨンシー」も披露された。
干潟を会場とする最初の競技は水中駅伝で、ひざ丈ほどにまで海水がある状態でスタート。出場者たちは水しぶきを上げながら力強く走り始めるものの、海水に足をとられ途中から歩いたり、泳ぎ出す人なども見られた。
続くレディース綱引き一般の部には10チームが参加。滑りやすい足元をしっかりと踏ん張り、全員で力を合わせて懸命に綱を引き合っていた。観戦する友人らは熱戦に大きな声援を送り、対戦を盛り上げた。
干潟ならではの競技、浜競馬には宮古馬6頭が出走。騎手たちは巧みな綱さばきでゴールを目指した。
そのほか、干潟では男子綱引きや10人11脚競争、人間輓馬競争、少年サッカービーチバレー、ビーチドッジボールのほか、宝探しや体験乗馬なども行われ、各会場からは歓声が聞かれた。
サニツ浜ふれあい広場の土俵で行われた宮古角力には地元のほか、南北大東島や久米島、八重山、本島からも選手が参加し、熱戦を繰り広げた。同芝生広場ではグラウンド・ゴルフも行われた。