ちゃぐりん 下地凜南さん最優秀賞/JA文化活動大会
「家の光」は下地漁子さん
JAおきなわ主催の第回宮古地区文化活動大会が2日午後、JA宮古地区本部ホールで開催された。児童、一般の計10人が家の光協会が発行する「ちゃぐりん」「家の光」「地上」などを購読して得た知識を活用して実践した農業体験を発表。審査の結果、ちゃぐりんの部は西城小6年の下地凜南さん、家の光、地上の部はJA女性部伊良部支部の下地漁子さんが最優秀賞を受賞した。ちゃぐりんの部の優秀賞は多良間小5年の垣花未来さん。3人は県大会に出場する。
ちゃぐりんは主に小学生を対象とし、子どもたちに農業、食、自然、命の大切さを伝える雑誌。カラーの読み物や漫画、写真やイラストが多用され子どもたちにも読みやすい。「家の光」は食と農、暮らし、協同、家族の大切さを訴える雑誌で多くの農業者が愛読。「地上」は農業にこだわった誌面が人気を集めている。
文化活動大会に出場した10人は、このような雑誌に掲載された記事内容を活用した事例を発表した。
ちゃぐりんの部で最優秀賞の下地さんはカボチャ栽培を取り上げた。ちゃぐりんに掲載された栽培方法と父の栽培方法の両方を試した農業体験を発表し、その過程を通して学んだ農業の魅力を視点良くまとめた。
下地さんは「初めての出場で最優秀賞が取れてとてもうれしい。思い通りの発表ができました。県大会までもっと練習して発表の時にひっかからないように頑張りたい。大会に出ていろいろ勉強になった」と受賞の喜びを話した。
同部優秀賞の垣花さんはジャガイモ栽培などをテーマに発表。ちゃぐりんから多くのことを学んでいる気持ちを書き留めた。
優秀賞を受賞し「うまく発表できなかった部分もあるので、県大会ではきょうより上手に発表できるように頑張ります」と話した。
家の光、地上の部で最優秀賞の下地さんは、勤務しているAコープさらはま店に設置された産直コーナーを取り上げ、生産者、消費者の両者に喜ばれる地産地消の魅力を訴えた。
下地さんは「まさか最優秀賞を取れるなんて」と驚きの様子。「産直コーナーが楽しい。生産者にとっても買う人にとっても、みんなが楽しめる。これからも地産地消の動きを広めていきたい」と話した。
ちゃぐりんの部の下地さんと垣花さんは、今月18日に糸満市で開催される県大会に出場する。下地さんが出場する家の光、地上の部の県大会は12月7日。那覇市内で開催される。