水難事故防止パネル展開幕
チラシ配布で未然防呼び掛け
市水難事故防止推進協議会(会長・下地敏彦市長)の水難事故防止および海洋危険物パネル展が宮古空港ターミナルで9日から始まり、市・県、宮古島海上保安署、宮古島署、市消防本部の関係者が観光客にチラシなどを配布し事故・被害の未然防止を呼び掛けた。パネル展は18日まで。
県内では、今年に入ってから7月末現在で水難事故は28件発生し、16人が死亡。このうち、宮古では2件発生し、1人が死亡、1人が救助された。また県内では7月だけで14件発生し、9人死亡。
関係機関では、水難事故が多発しているとして、海のレジャーではライフジャケットを着用するよう呼び掛けている。
海で遊ぶ時の五つの約束として▽1人では、絶対海に行かない▽何か浮くものを持って行く▽監視員のいるネットの中で遊ぶ▽荒れた海には近づかない▽すぐに助けを呼ぶ-を挙げている。
ハブクラゲの応急処置は▽刺されたらすぐに海から上がる▽刺された部分は絶対にこすらず、酢(食酢)をたっぷりかけ、触手を手でそっと取り除く▽痛い時は氷や冷水で冷やし病院へ行く-としている。
式で、市民生活課の島尻強課長は「これからも暑い日は続き、海のレジャーは本格化する。チラシなどを配布し、事故・被害の未然防止を周知してください」と語った。
市消防本部は、AED(自動体外式除細動器)とダミー人形を使って心肺蘇生を披露した。