産業・経済
2011年8月11日(木)9:00
農地の無断転用ダメ/市農業委員会
車両パトで呼び掛け
耕作放棄地解消と農地無断転用防止を呼び掛ける車両パレード(主催・市農業委員会)が10日、伊良部や平良、上野地区で行われた。参加者は農業委員や県、市の職員ら約40人。広報マイクで「農地を農地以外に使用する場合は許可が必要」などと周知した。
同活動は農地パトロール月間(8~11月)の一環として行われた。
無断転用は、墓などが確認されている。違反した場合は、原状回復を命じられたり、罰せられたりすることがある。
宮古島市における現在の耕作放棄地は、456㌶に上る。農業委員会は、同放棄地の担い手による有効利用に努めているという。
あいさつで野崎達男農業委員会長は、委員会のその他の役割として優良農地を守ることや農地の利用状況調査が義務付けられていることなどを紹介。その上で期間中の集中的な耕作放棄地解消や、転用防止対策の推進を訴えた。
同パトロールは、きょう11日も城辺地区など宮古島一円で行われる。